無職とは小学生の夏休みのようなものである


無職期間も4年と3ケ月過ぎよったで。
早かったなー。ほんま。そやけど楽しかったで。
タイトルの通りやけど、「小学生の夏休み」みたいな感覚やったわ。
今の小学生は夏休みって、あんまり長くないのかもしれんけど
わてらの時代は40日あったからな。
めちゃめちゃ長く感じたな。大袈裟かもしれんけど
休みが永遠に続くような、そんな感覚があったわ。

朝はクワガタやカブト虫捕まえに山に登ったり
昼は大抵、海で泳いどったわ。
これ、基本、今も同じなんやわ。
朝から海や川に一人で泳ぎにいっとるで。
ん?今、「ぼっちか?」って声が聞こえたような気がするんやけど。
あんなー。ぼっちとかそんなこと気にするのは若いうちだけやで。
わてらみたいな初老に近いおっさんになったら、ぼっちで当たり前なんや。
そういう面では、若い子は気の毒やな。
人の目が気になるんやな。おっさんになったらそんなもん関係ないで。
とはいうものの、休日は同級生とプールに泳ぎに行ったりしとるんやで。
わてかて友達ぐらいおるわい。
ただ平日に遊ぶ相手がおらんだけや。

あとな、クワガタやカブト虫は
夜捕まえに行くんや。わての住んでるとこは田舎なんやけど
山向いて、車走らして
街灯が立ってるとこに車止めて、そこで探すんやけど。
多い時はクワガタやカブト虫がゴロゴロおるで。
アスファルトの上で仰向けになってもがいてるのもおれば
街灯にしがみついてるのもいるし、近くの鉄柵の上にチョコンとおったりもする。
そやけど、ヒラタクワガタノコギリクワガタミヤマクワガタ
見つけた時はテンション上がるな。
うん。あの感じは小学生の感覚とあんまり変わらんわ。
まっ、それだけ年は取ってても、中身はあまり変わってないっていう
証拠なんやろな。
長くなってきたさかい、ほな。またな。